意外と知られていない?ホテルウーマンの仕事に迫る

ホテルを訪れたお客様を迎えるサービス

都内などを中心に多数存在しているのが駅前にあるビジネスホテルです。

ビジネスホテルでは素泊まりを基本とし、訪れる人に比較的低料金で眠るための居室を提供するというサービスとなっています。

サービス業全体が低迷傾向にあるといわれている現在ですが、このホテル業界だけは例外的に人気が高止まりしており、現在では都内のビジネスホテルに宿泊しようとしても当日ではまず思うように部屋をとることができないという状態になっています。

ホテルでは単にベッドやバスルームを利用することができるというだけでなく、快適な居室内で自宅とは違った雰囲気を味わうことができるというメリットがあります。

清潔な室内や寝心地のよいベッド、使いやすいデスクなどを求めて自宅ではなくホテルを借りて仕事をするという人もいたりします。

そんな「居心地」そのものがホテルでの一番の売り物ということになるのですが、それを作り上げていくのが内部で働くホテルマン・ホテルウーマンです。

中でもホテルで勤務する女性であるホテルウーマンのここ近年の躍進は目覚ましく、大手ホテルでは女性支配人を積極的に採用・登用するという動きもみられています。

支配人の95%が女性という「東横INN」

もともと女性の仕事としてのホテルの仕事というのは大変に相性がよく、昔ながらの旅館でも代々女将が内部の仕事を仕切るということは多く行われてきました。

そのホテル施設の最高責任者のことを「支配人」と言いますが、この支配人として女性を積極的に登用している企業として「東横INN」が有名です。

東横インは全国に施設のある有名なホテルチェーンですが、その支配人のうち約95%は女性であり、かつ全スタッフの80%以上が女性という驚きの体制をとっています。

特徴的なのが中途採用などで人材を新たに入れる場合にそれまでホテル関連業に就いてきたかという経験よりも、人間性を重視して30~40代の女性を積極的に受け入れているということです。

これは訪れる人にとって居心地のよい空間づくりをするための気遣いができるかどうかということを重視した結果であり、現在では東横インは他ののホテルチェーンと比較してもかなりコストパフォーマンスのレベルが高く、居心地のよいホテルとして知られています。

ホテル内の仕事の主なものとしては、フロントでの出迎えに始まり、客室内の維持管理や不具合の調整、売り上げ管理や企画営業、広報宣伝といったものがあります。

資格は不要だがこれからは語学力がカギになるかも

ホテル内の仕事は大きく分けて直接お客様への対応にあたる「接客」と、それ以外の内部業務の「事務」とがあります。

いずれも未経験であっても就業することに問題のない仕事となっていますが、今後はおもてなしを行うという業務だけでなく高い「語学力」が求められる可能性があります。

これは都内を中心に海外からの観光客が増加しているということに対応するためで、フロントやキーパーとして勤務をするときには採用条件に語学力がつけられることもあります。

特に将来的に支配人として活躍をしたいと考えるなら、早めに語学の学習を初めておいた方がよいでしょう。

アメリカには接客業を学べる大学がありますので、本場の接客と英語を学ぶためにアメリカへ留学するのも一つの方法です。難しいと思われがちな留学ですが、今は色々なサポートが整っていますので、気になる人は以下の参考サイトを確認してみてください。

参考サイト >> アメリカ留学・大学進学・編入について