マスクの意外な健康効果とは
春先や秋口の花粉が多く飛ぶ時期になると、街中にマスクをつけた人が大量に登場してきます。
女性は特に美容面に気を使って日常的にマスクを着用しているという人もいるようです。
マスクは昔ながらの布製のものはあまり使用されることがなくなり、今の主流は紙製の使い捨てタイプのものとなっています。
紙製のマスクの場合覆い隠す範囲が顔の半分以上になることもあるほどの大きなサイズとなっており、外から見ると目元くらいしか顔が見えないなんてこともあります。
そんな紙製マスクは花粉や病原となるウイルスの侵入を防いでくれるという本来の効果だけでなく、意外な健康効果をもたらしてくれたりします。
これは人は呼吸をするとき体内の熱を同時に吐き出し、外気の冷気を体の中に吸い込むということを行っているからです。
つまり寒い時期にマスクなしで呼吸をするとそれだけで杯から内臓が冷えてしまい、臓器に負担をかけてしまうことになるのです。
マスクをつけることでこの熱交換を防ぎ内臓を温かいままの状態に保つことができるため、二重に風邪の予防をすることができます。
しかし反対に肌荒れの原因になることも
またもう一つマスクの健康効果で見逃せないのが、外気から肌の乾燥を守ってくれるという効果です。
マスクで顔の半分ほどを覆っていると、冷たく強い風が顔に直接あたることを防ぐことができ、また冬場特有の乾燥からも肌を守ってくれます。
さらに春先ころから強くなる紫外線からも肌を防御する効果があるので、マスクをつけていることでお肌が荒れずにすむのです。
ただし気を付けたいのがマスクをつけることが逆に肌荒れの原因になってしまうこともあるということです。
かなり安く販売されているようなマスクの場合、表面に化学薬品がついていたり、素材が肌にこすれることにより刺激が起こってそれが肌荒れの原因になってしまいます。
特に顔全体にニキビがあったり、アレルギーなどにより肌荒れが起きてしまっている人の場合にはそうした刺激が肌によくない影響を与えてしまうこともあります。
肌がもともと弱い人はあらかじめ肌荒れが起こりにくい素材のマスクを着用するか、もしくはマスクと肌の間に清潔なガーゼなどを入れるといった工夫が必要です。