あなたはどっち派?目的別にお水を飲み分けよう!

水道水は本当に危険なの?

水は私たちの毎日の生活に欠かせない大切なものです。

日本では水道施設の整備が世界的に見ても高いレベルで整えられているとは言われていますが、それでも安全面を考慮して飲用する水は市販されているミネラルウォーターなどを使用しているという人が多いことと思います。

私たちが普段住宅内で蛇口を開くと出てくる水は、もよりの浄水施設を仲介して各世帯に向けて引かれている水道管を通って運ばれてきます。

水道水の質は水道法という法律により、50項目にもおよぶ水質基準が定められています。

全国どこでも水道水はこの基準をクリアしたものでなくてはならないこととされており、一部浄水施設が整備されていない井戸水などを使っている僻地以外ではほとんど同じ内容のものになっています。

一方でミネラルウォーターなど市販されている水というのは「食品」として販売される基準として定められる食品衛生法に基づく基準によって検査をされており、その項目は18項目と水道水に比べてかなり少ないものです。

ここで気づくかもしれませんが、実は水道水というのはミネラルウォーターよりも数倍厳しい基準によって検査をされたものだけが届けられることになっているのです。

ですので「水道水は安全面に不安があるから」と思ってミネラルウォーターを使用している人はまずちょっと考え方を変えた方がよいといえます。

ミネラルウォーターや天然水の良さというのは本来安全性というよりもむしろ含有する特有の成分によって使い分けるのが正しい使用法といえます。

水の種類と特徴について

その上で毎日の飲用に市販の水を使用する意味を考えてみます。

市販されているペットボトル入りの水の成分表を見てみると必ず「軟水」「硬水」といった文字やpHの数値が書かれています。

これは水の性質を示すものであり、この内容の違いが飲用したときに体に与える影響となってきます。

参考>>http://www.suntory.co.jp/eco/teigen/jiten/know/kn_04_01.html

この数値は口にしたときの味にも大きく関係しており、どんな性質の水を飲んだときに「うまい」「まずい」と感じるかはまた人それぞれ違います。

水の質はその水源となる場所によって異なるので、日本国内の水道水は若干硬度の違いはあるものの全体としては軟水の性質を持っています。

そのためミネラルウォーターとして購入される水の中でも比較的軟水のものは「うまい」と思う人が多く、逆に硬水の度が強いものを「まずい」と感じる傾向があるとされています。

体によい水の選び方のポイント

市販されている水の種類を大きく分類してみると、「天然水」「純水」「原水」「海洋深層水」それに最近はやりの「水素水」といったものがあります。

ざっくりと説明をすると「天然水」というのは自然の中で含まれる天然成分をできるだけそのまま運んできたもので、ミネラル分などが豊富に含まれています。

「純水」とは水に含まれる成分をできる限り排除したもので、不純物だけでなくミネラル分などもまったく含まれていません。

別の呼び方として「RO水」や「脱イオン水」「精製水」などと呼ばれることがあります。

「原水」というのは天然水よりもさらに自然のままの水をそのまま使用するもので「鉱水」や「深井戸水」「伏流水」などと言われることもあります。

「海洋深層水」とは水深200m以下の海水から引き揚げたものとして定義されています。

どのような水を飲むかによって、疲労回復や消化不良、高血圧などの予防効果があったり、ダイエットやむくみとりなどの美容にも高い効果を得ることができるものとされています。

水を買うときにはそうした内容成分にも目を配り、体調によって使い分けをしていきたいですね。