香水を使いこなせるようになっておそ大人の女性
電車の中の迷惑行為として数えられることもあるのが「女性の強すぎる香水」です。
これは男性ならずとも女性同士でも強く感じることがあるもので、混雑した車内やエレベーター内などに一人でも強烈なニオイの香水をつけている人がいると気分が悪くなってしまうことがあります。
もともと日本人の体質には海外製品である香水はなかなか取り扱いが難しく、欧米の人と同じ感覚で香水をつけてしまうと上記のような迷惑行為と思われてしまうような状態にもなりかねません。
海外旅行のお土産や、海外に拠点のあるブランドショップでの買い物として人気のある香水を購入する場合には、しっかり自分の体質にあったものを適切に使用していくようにしたいところです。
また体質的なことの他、日本では香水をつけるという文化そのものが長らく行われてこなかったということから、そもそもとして人の体から明らかに体臭以外のニオイがするということに抵抗感を持つ人もいます。
ですので自分としてはかなり気を使ってほんのり香るくらいに香水をつけておいたつもりでも、人によってはそんな弱いニオイも苦手に思う人もいたりするので、特に年配の人が集まるフォーマルな場所では控えるようにした方がよいかもしれません。
香水の種類と使いどころを考える
その上で香水の基本的な使い方について説明をしていきます。
まず香水にもいくつかの種類があり、香りの持続時間の長さや香りの種類、またつけた後の香りのピーク時間などから分類をされています。
香りの持続時間による区別では「オーデコロン」と呼ばれるだいたい1~2時間くらいのものと、「オードトワレ」という3~4時間くらいもつものとがあります。
まれにそのほかに「オーデパルファン」というさらに持続時間の長いタイプのものも売られていますが日本ではメジャーではありません。
次に香りを付けたあとその匂いがいつ頃ピークになるかということで「トップノート」「ミドルノート」「ラストノート」といった区別がされます。
「トップノート」とはつけてすぐから香りを感じることができるもの、「ミドルノート」はつけてから数十分くらいがピークになるもの、「ラストノート」は1時間くらいまでほんのり香るものといったふうになっています。
この香りのピーク時間はどんな種類の香りを選ぶかによって異なっており、例えばトップノートとされる香水の種類は柑橘系やシトラス、ベルガモットといったものであるのに対し、ラストノートはムスクやバニラといったものとなるように性質自体が異なっています。
なので体につけるときには香りそのものだけでなく、いつ頃に一番に効果を出したいかということを考えてつけるようにするのがよい方法といえます。
季節や時間によっても使い分け
香水の難しいところは、季節や場所、これから会う人によって使い分けをしていかないといけないということです。
香水は種類によって「すっきりさわやか」「甘くてフェミニン」「リフレッシュ」といったようにまったく違った印象になってきます。
ですので例えば朝の時間帯から甘ったるいニオイをプンプンさせていては周囲の人も迷惑ですし、逆にここぞというデートの時に目が覚めるようなすっきりしたニオイをしていては雰囲気に合わないなんていうことがあります。
お気に入りの香水を持つにしても使用する場所を考え、ここぞというときにだけ使うようにしたいですね。