ダイヤモンドの宣伝活動によって普及した認識
男性が女性にプロポーズする際に行う婚約指輪ですが、
日本では、1970年代頃から「給料の3ヶ月分」が、
値段の目安と言われてきました。
これは、ダイヤモンドの採掘や加工を行うアメリカの卸売会社が
宣伝として利用したキャッチコピーです。
社会的なステータスのシンボルとして、ダイヤモンドの宣伝を
根気強く続けた結果、今でも「指輪は給料3ヶ月分が目安」と
認識してる人は多く、いかにこのキャッチコピーに影響力があったか解ります。
ただし、給料は人によって金額が大きく異なるうえ、
現在の婚約指輪は、使用される金属から宝石に至るまで、使われる素材も多種多様です。
給料も指輪もピンキリであれば、必ずしも給料の3ヶ月分を指輪を買う必要は無いでしょう。
都内を中心に店舗展開をする婚約指輪の専門店でも、安価で高品質なものから、
泡を吹いて倒れるほど高額な指輪まで、好みのものを選ぶことができます。
結婚式に対する価値観も変化
ちなみに「結婚式」についても、親戚縁者や同僚を集めて
盛大に祝う昔ながらのものから、写真撮影や食事会のみを行う
小規模なものまで、選べるスタイルが増加しています。
それだけ、結婚に対する価値観が多様化しているという証拠でもありますが、
結婚式よりも生活面にお金を掛けたい人や、浮いた費用で新婚旅行を豪華にしたい人など
お金の使い方に関する価値観も、昔と比べて大きく変化しつつあるのです。